松村:採用担当の松村です。
本日は、当法人の創業者である谷野芳枝社員税理士にお話を聞いていきたいと思います。いつもは、「芳枝先生」と呼ばせていただいています。芳枝先生、本日は宜しくお願い致します。
では、早速、1つ目の質問ですが、芳枝先生が開業された経緯を教えていただけますでしょうか。
谷野:私は2人の子育てをしながら、税理士試験にチャレンジをしていました。28歳の時から始めて、簿財は比較的早くパスしたのですが、子どもの受験期に入って勉強を中断していた時期もあったりで、 17年かけてようやく45歳のときに5科目合格を果たすことができました。
合格したときには会計事務所には務めていなかったものの、それまでの断続的な勤務で実務経験年数は足りていたため、思い切って平成10年に自分で独立開業することに致しました。
松村:子育てをしながら、諦めずに受験をし続けるという精神が本当に凄いと思います。途中で諦めようと思うことはなかったですか?
谷野:諦めようと思ったことはなかったですね。通学はできなかったので、当時はテープレコーダーと教材だけで勉強していました。自分のペースでやりたいときに勉強することができ、合格した5科目以外にも色んな税法科目を受験して、学ぶことができたよい期間でした。
税理士試験の科目合格はずっと残りますから、5科目揃えるまで諦めなければ必ず税理士になれますよ。
松村:子育て世代で、今後資格を取得しようとされている皆様にとって非常に勇気づけられるお話だと思います。
では、現在、谷野会計は福祉分野に強みを持っていますが、独立をされてからすぐに福祉分野をやっていこうと思ったのですか?
谷野:全くそんなことは考えておらず、私の顧問先第1号は、堺市にあるラーメン屋さんでした(笑)。それからも福祉以外のお客様が中心でしたが、平成12年に、社会福祉法人の会計が単式簿記から福祉簿記に変わるという大転換が行われました。
そのときにある社会福祉協議会との出会いがあり、顧問を引き受けることになりました。当時は社会福祉法人会計に特化した会計ソフトがまだ進化しておらず、全てが手探りで大変でしたが、その時期をお客様と一緒に乗り越えられたことで、実績が生まれ、社会福祉法人のお客様を数多くご紹介いただけるようになっていきました。
また、社会福祉法人の指導監査の立会いや障がい福祉のNPO法人立ち上げにも関与したことで、行政の方との繋がりもできました。
皆様との出会いを大切にし、福祉という分野にやりがいを感じながら、がむしゃらに仕事をしてきてここまで来たという感じです。
松村:実は私も前職は市役所で勤務しており、10年以上前ですが、芳枝先生と出会っています。当時から社会福祉法人といえば谷野会計という印象がすでにありました。あの時は色々と教えていただき、ありがとうございました(笑)。
では、次の質問にいきたいですが、芳枝先生が仕事をするうえで一番大事にされていることは何でしょうか。
谷野:最も大事にしていることは、お客様との信頼を築くことです。
私は「仕事のやりがい」=「お客様に喜んでいただくこと」であると考えています。
知識、コミュニケーション能力、仕事の段取り力を磨いて、お客様に喜んでいただき、そこにやりがいを感じてまた頑張れる、そういった好循環サイクルを回すことができれば、お客様との信頼関係を築くことができ、本当に仕事は楽しくなりますよ。
松村:私もお客様のところに訪問して、お客様からご相談いただき、信頼していただけているという実感を持てたときに、仕事のやる気スイッチが入ります。
いかに信頼されるか、ご満足いただけるかは、自分の努力次第ですよね。
では、最後に、応募者へメッセージをお願いします。
谷野:高齢者や障がい者、そしてこれからを担う子どもたちをいかに地域で支えて、よりよい社会にしていくか、そういった想いを会計面で支えていくことは社会貢献にも繋がる本当にやりがいのあるお仕事です。
私はこの福祉の分野が面白くて、その事業領域に特化してやってきましたが、谷野会計も事業規模が大きくなってきていますし、これからは色んな志を持った方々が活躍できる環境にしていくべきだと思います。最近は福祉以外の分野の顧問依頼や相続の相談なども増えてきています。
谷野会計のメンバーは活気があって、みんな人柄も良く、一緒に働くには本当に良い環境だと自負しています。
やっぱり一緒に働く仲間によって、働きやすさが全然違ってきますよね。その点は、ご安心ください。
この働きやすい環境のなかで、まずは仕事を楽しんでいただき、そしてお客様との信頼関係をしっかり築いていってください。谷野会計のメンバー全員が、お客様から「まずは○○さんに相談しよう!」と一番に頼ってもらえるそんな存在となってほしい、そのように願っています。
松村:働きやすい環境で自然とモチベーションが高まり、それが仕事にプラスの効果を与えて、お客様への満足度にも繋がっていくという流れを作っていきたいですね。私も採用担当として、そのような職場を維持していけるよう努めていきます。
本日は、インタビューありがとうございました。